主人と僕の旅路
□変化の秘密
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ザ…
「父君のお知り合いが、こんな返ぴな森の中に?」
「…」
邪見が尋ねるが、殺生丸さまは何も言わない。
私は阿吽に乗りながら、殺生丸さまの後ろをついていく。
なんかこの森…変。
どこが、とは言えないけど。何かが隠れているような…。
その時、ザワ…と風が吹きどこからか声がする。
「そろそろ訪ねてくる頃だと思っとった…殺生丸…」
「空から声が…」
じっと気配を手繰る。
―あっ!!―
「あの木!!!」
「ん゛〜?なにもおらんぞ」と邪見。
「私が来るとわかっていただと…?朴仙翁」