主人と僕の旅路
□失われた心
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殺生丸さまに着いていった先は小川。
突然殺生丸さまはこちらを見る。
「あの、何か?」
「ここで待っていろ」
待っていろ…っていうことは
「また置いていかれるんですか!?」
「これ、鈴、殺生丸さまがおっしゃってるのだぞ」と邪見。
「それは分かってるんだけど…」
私が行くと足手まといになるし…。でも、やっぱり一緒に行きたいな。
「邪見、貴様もここで鈴を見ていろ」
「え!?わしも!?」
「おそらく奈落はまた鈴を狙ってくるだろう」
殺生丸さまが邪見を睨み付ける。
「ヒィ!!わ、分かりました。この邪見、命に代えましても鈴を」
「では行ってくる」と殺生丸さま。軽く邪見を無視しました。
「わ、分かりました。いってらっしゃい、殺生丸さま!」
殺生丸さまはスタスタと何処かへ行ってしまった。
邪見は私の隣で肩を落としている。
「邪見、元気だして」
「うるさいわ!!だいたい鈴のせいだろうがぁ!」