主人と僕の旅路
□琥珀への暗示
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―殺生丸視点―
「くくく犬夜叉きさま…。結界を斬れるようになったのか」という奈落に対して、犬夜叉は「覚悟しやがれ!」と鉄砕牙を振りかざし、奈落に突っ込んでいく。
しかし…
「こやつは私の獲物だ」
ザンと殺生丸は犬夜叉を追い越し、奈落を斬る。
ドガガ…と奈落の体が砕け散る。
奈落は危険を察したのか、ゴボッと大量の瘴気を出す。
「「!!」」
―逃げるつもりか―
「殺生丸さま…。きょうのところは退散いたします」と最猛勝を連れて、空へと逃げる。
奈落…
「バカが…。私から逃れられると思っているのか」
殺生丸は変化し始める。
しかし、奈落は「くくく」と笑い始める。
何がおかしい…
「殺生丸さま。変化してわしを追うよりも、お連れの小娘を早く迎えに行かれた方がよい…」