主人と僕の旅路

□残された城
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琥珀くんが鎌を持って、殺生丸さまを睨み付ける。

その時、「琥珀!」と赤い衣を着た人が琥珀くんをぶっ飛ばした。

この赤い衣を着た人って、妖怪?しかも、殺生丸さまと似たような妖気だし…。

「殺生丸。琥珀には手を出すな」

「…」

この人、もしかして…

「無駄だ、犬夜叉」とチラッと、その妖怪を見たあとに琥珀くんを睨み付ける。

やっぱり、
―犬夜叉さんだ!!―

確か、殺生丸さまの弟…だったよね?

そうこう考えているうちに、琥珀くんは起き上がり、再び鎌を持つ。

「きさまがかばいたてしたところで…、その小僧はどうあっても私の爪にかかりたいらしい」

「!」

ジリと琥珀くんが、一歩出る。そして、殺生丸さまに向かって鎌を投げた。

「殺生丸さま!!」

だけどその鎌は、犬夜叉さんによって、弾き飛ばされる。

そして…
その隙をついて、殺生丸さまが琥珀くんの首を締め上げた。
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