主人と僕の旅路 3

□最後のかけら
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殺生丸さまの後をついていく。

あれ?この感じ。

「あの、殺生丸さま」

私は前を行く殺生丸さまに声をかける。

殺生丸さまは振り返ることなく、そのまま進み続ける。

私は声を少し抑えて、話しかけた。

「この先…犬夜叉さんがいます、よね」

「…」

殺生丸さまは相変わらず無言だけれど…。きっと気にしてる、よね。

それに…犬夜叉さんの近くには奈落がいる!

しばらくして、はるか遠くに奈落が見える。

何あれ…。奈落が赤い球体に包まれている。

あれは…結界!?

殺生丸さまは闘鬼神を抜いて、振り上げる。そして奈落へ振り下ろす。

ドンと凄い音がして奈落の結界に当たるが、跳ね返される。

かごめちゃん、珊瑚さん、弥勒さんは空に。犬夜叉さんはというと、何やら大きな骨の中にいる。

あの骨…妖怪?あんなに大きな妖怪は見たことがない…。
けれどどこかで見たような気がする。一体、どこで。
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