〈書庫 妄想の塊1〉

□ビッチな同居人
1ページ/4ページ

新連載スタートぉ。
ドンドンパフパフっ!!
マフィアシリーズもろくに進めてないくせにっていう(笑)







「いやーんもう。アンタも大概ねちこいね!!」

ドア一枚隔てた向こう側から聞こえてきた、アイツの声に絶句。ドアノブに伸ばした筈の手が空をきった。
何か今、凄いWordが聞こえてこなかったか…。
力任せにドアを押し開けると、目の前にあるソファーに座った同居人(オス)が納豆食ってました…。


――――――――――――――― …ギャグテイストになると思います。たぶん(´∀`)


ビッチな同居人



俺の名前は宮路 恭介(みやじ きょうすけ)。某会社の2代目社長をやっている。小さい頃からの夢である、「将来はbigになって、美人秘書を侍らす」の前半だけ叶った(若干)23歳だ。夢を諦めずに追い続ければいつか叶うなんて、敗者の戯れ言かと思っていたけど。成る程、所謂勝ち組って奴はあれらしい。確かに俺は夢を叶えた。だが、後半の方は叶いそうもない。

原因はこいつ。未だに納豆と格闘中で、リビングを納豆臭で一杯にした、こいつ。かれこれ同居しだして半年ぐらいになるのだろうか。夜の繁華街で俺が勝手に一目惚れして連れ込んで以来、なんだかんだで一緒に住んでる。(←基本的に物事に頓着する方じゃないって言っていたが、しなさ過ぎな気がする…) 「自分のこと、格好のカモだって思わない?」と、連れ込んで初っぱなに言われたが、「惚れちまったんだから、しょうがない」と返した。苦笑された。


「(^皿^)あ、きょうちゃんおかえり〜。」
「な、に…やってんだ…(-_-;)」
「なにって、昼ごはん食べてただけだけど(o≧▽゜)o」
「あ、そう。」
「なになにー、何か勘違いしちゃった?」
「分かってんなら聞くな。」

もーリビドーが凄ーい、なんて言ってきゃっきゃっとはしゃぐのをとりあえず無視し、隣にどっかりと座った。

「昼に帰ってくるなんて珍しいね。」
「あぁ。朝帰り通り越して昼に帰ってきたと思え。」
「お疲れさまです。」
「寝る…一時間たったら起こせ。」「はーい。お帰りとお休みのチュウしてあげよっか?」
「今、納豆食ったんだろ…」
「ちぇー……? あれ、もう寝ちゃったの?」

あいつの声が遠く聞こえた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ