〈書庫 妄想の塊2〉
□プチトマト
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草木も眠る丑三つ時。
寝静まった家、閉じきったカーテンの隙間から覗く月光。
…静止したように見えるこの空間の中で、ただ一つ、人目を避けるように活動を始めるモノ達がいた。
人間から見ればとてもちっぽけな存在だが、彼らがいなければ、人間も生きづらい。
そぅっと耳をすませて―――。聞こえるだろうか?
彼らの声が…。
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