戦国
□よい子のお悩み相談室 〜戦国編〜 其の壱
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島津「皆のもの、元気か!?『よい子のお悩み相談室』へよく来たな。歓迎するぞ!!わしは今回の相談員、鬼島津よ!!」
幸村「アシスタントの真田です」
島津「記念すべき第1回目をわしらが担当するわけじゃが…」
幸村「なにやら緊張しますね!!」
島津「正直相談員なぞなにを言ってよいものか分からん。願わくば電話がかかってこんことを祈るばかりじゃな」
幸村「Σうおぉい!!それじゃダメじゃないですか―!!」
島津「そもそも悩みを他人に解決させようという考えが気に食わん!!」
幸村「Σ全否定じゃないですか!!島津殿、お願いですからせめて相談者には優しく…」
そうこうしているうちに電話が鳴った!!
電話『チェスト―!!!!チェストォォォ!!』
幸村「Σなんかすごい暑苦しい呼び出し音なんですけど!!」
島津「わしのオリジナルじゃ。どれ……(受話器を取る)うむ、こちらはよい子のお悩み相談室じゃが?」
N政「ああ…ええとそれがしはA井N政と申す者ですが…」
島津「わけの分からん名前の奴だな」
幸村「そ、それはイニシャルですよ!!本名を出したらまずいので…」
島津「ふむ、そういうものなのか」
N政「(大丈夫かなこの人たち…;)」
島津「それでお主の悩みとはなんじゃ」
N政「はい…それがしの悩みは髪の毛の色のことなのです」
島津「頭の毛とな」
N政「それがしも何故こんな色なのか分からないのです。妙に目立つし、好きでこんな色にしていると誤解はされるし…。しかもこの金髪のせいで周りからはおかしなことばかり言われるのです」
幸村「例えばどんなことを言われるのですか?」
N政「まず妻からは『いい加減にして下さい…』と殺意のこもった目で睨まれました…」
幸村「Σ怖っ!!」
N政「もとの色に戻せと家臣達からは嘆願書が、農民達からは直訴状が提出されました…」
島津「見事な嫌われっぷりじゃな」
N政「これが地毛だと言っても誰も信じてくれぬのです」
島津「まぁまず信じぬだろうな」
N政「どうにかして周りに馴染みたいのですが…」
島津「しかし妙じゃな。わしとて今流行りの銀髪じゃが何も言われんぞ」
幸村「Σ銀髪じゃない!!それはただの白髪です!!」