三國
□ツァオピーおはじき大作戦!!
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その日、曹丕くん(27)は朝からウキウキでした。どのくらいウキウキだったかというと朝食に出たデラウェアの房を間違って食べてしまっても笑顔でそれをバリボリと食べきってしまうくらいウキウキでした。
何故なら今日は特にすることがないので一日中おはじきができるからなのです!!!
曹丕くんはウザいくらいウッキウキのまま、普段頑張って作っているキャラもどこかに忘れて軽やかなスキップでとある部屋の前にやって来ました。
曹丕「甄よ…この私と共にとるに足らぬ駒どもをはじく戯れに興じてみぬか…」
甄姫「ええ、みませんわ」
曹丕「……」
曹丕くんはその場にしゃがみ込んでしばらく泣いた後、鼻水で床にバカと書いて去っていきました。
惇兄「どこのどいつだ鼻水を床に擦り付けた馬鹿者は――!!!さては…孟徳!!」
曹丕くんは別な部屋にやって来ました。
曹丕「仲達よ、このわたしとおはじきをしな」
司馬懿「あ―忙しい誰かさんのせいで」
曹丕「……ごめんなさい」
曹丕くんは打ちひしがれてしまいました。
曹丕「何だよ何だよどいつもこいつも…」
??「フフフフフ…」
曹丕「ん?」
張コウ「お話は大体分かりました!!おはじきのお相手はこの張儁が」
曹丕「お前は嫌だ」
張コウ「……」
曹丕くんは自分が人と同じことをしている事に気づかないまま、馬を走らせ何処かへと向かって行きました。