短編置場
□《妖》シリーズ
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この世のどこか、人の手の及ばぬ場所。
そこには妖と呼ばれ、この世のものとは思えぬ美しさを持つ者達が棲んで居るという。
人ならざるその者達に、何故だか好かれる男がいた。
男は俗世を離れ、己が館(やしき)に引き篭もる身。
美しいものを好み、人の持つけがれや醜さを好かぬと言う。
これは、そんな男の許(もと)を気紛れに訪れる、妖たちのお譚(はなし)。
p.2〜p.5【銀―しろがね―】
p.6〜p.8【 月夜 】
p.9〜p.12【 緋影 】
p.13〜p.15【 あや 】