君が好き

□君が好き
1ページ/3ページ




―かっこいい―



―そう思ってしまった―





【君が好き】



―屋上―



私は授業をサボって、
寝転がっている。



―ギイ―



扉を開く音がした。



『藤真君にそっくりだ。』



「どう見ても本人だろーが!」



『授業サボったりすんだ。』



「たまにはなー。」



『お母さんは、そんな子に育てたつもりはありません!』



「名無しに育てられた覚えなんかねぇ!お前絡みにくい!」



『よく言われますとも。』



「もっと高飛車なイメージだったのに。」



『健ちゃん、なんて失礼な!』



「健ちゃんってなんだよ!まじ絡みづれー!」



『ふふっ、昨日皆のあだ名決めたの!健ちゃん♪』



「もう好きにしろ。」



『うん、今日は試合だね、勝てるかな?』



「当たり前だろ、この俺がいるんだからな♪」



『本当に上手いの?』



「まあ見てろよ、かっこいいからって俺に惚れんなよ?」



『なんか寒い…凄く寒いよ、健ちゃん…』



「てめー!」



この後も健ちゃんをからかってやった♪
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ