逆門2
□チョコレートで7題。
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※清さんがなんだか腹黒いです。
ながす。
―刻んで、溶かして、混ぜ込んで。
とても単純ですけど、心は目いっぱいにこもっています。受け取って、いただけますか?―
授業を終えるチャイムが響いて、男子達はなんだかそわそわしている。
それを目の端で捉えながら、仕方ないですよね、と、清は小さく笑った。
だって、今日は。
もしかしたら意中のあの子から素敵な贈り物がもらえるかもしれない、バレンタイン。
そわそわしたくなるのも、分からないでもない。
が。
目の前で、明らかにそわそわしている人が、正直かなり鬱陶しい。
私が渡したい人は。
とりあえず、目の前にいる修君じゃありません。
頬染めないでください。
何なんですか?その期待に満ちた目。
私があげたいのは。
「ロンドン、修、帰ろうぜ〜!」
そう、三志郎君だけです。
目の前で期待に満ちた目をしてこちらを見てきた修君を軽く受け流して、三志郎君へ、この思いを。
「三志郎君。」
受け取って、いただけますか?
End.
□後書□
企画内で最も最短!原稿用紙一枚分!(笑)
今回はちょっぴり黒い清さん。ちなみに学パラ(笑)
何が楽しかったって、そりゃ…清さんの修に対する扱い。修清も好きですけどね(笑)
それでは、少しでも楽しんでいただけましたらば幸いです☆
2008/02/23
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