逆門2

□ソフトパニック!
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「此処…ですね」

古ぼけた家の門の前で、足を止める。
目の前の門に、手を伸ばし、軽く押した。

錠はかかっていなかったのか、それとも端からそんなものは存在しないのか。
いとも容易くそれは開いた。

「こんにちは」

中に向かって声をかければ、人の動く気配と、小さな足音。
着実にこちらに向かってくるその足音に若干気持ちが逸る。

嗚呼、待ち遠しい。

「いらっしゃい、黒」

にこりと笑顔で、扉を開いたその人物は、まるで鏡でも見ているかのような錯覚を起こすほどに、自分と良く似ている。
その、あまりのそっくりさに、昔から兄弟かと周りから良く間違えられたものだ。

確かに、今自分の前にいる人物は自分の血縁者である。
血縁者であるのだが。


「今日からお世話になりますね、三志郎君」
「おう、黒、『じいちゃん』って呼んでくれよな♪」

ニカッと笑う目の前のこの人は、どれほど自分と同い年に見えても、正真正銘、自分の祖父なのだ。



ソフトパニック!〜祖父と始まり〜



□後書□
と、言う訳で(どんな)始まりました、ソフトパニック!略してソフパニ!(笑)

本当にどういうわけか外見そのまま三志郎が黒のおじいちゃんです。
設定的には何かのパロっぽいです。(分かる人いますかね…/ドキドキ)

毎回こんな調子のsssで、全6話(この話を入れて7話)になる予定。

予定は未定、ネタが続けばいくらでも走ってゆきますが(笑)

とりあえずは一週間、一日一本目標にレッツ☆ソフパニ!(えぇぇー)

少しでも楽しんでいただけましたら幸いです☆

Next...祖父と云う人。


2008/06/27


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