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□第2章
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そして待ちに待った(かどうかは知らないか)宿泊学習当日!challenge高校野球クラスのグラウンドに1年生が集まっていた。


四帆「おぉ〜バスが来てる〜」



矢部「ホントでやんすね!いよいよ宿泊学習でやんす〜!」


先生「は〜い、矢部くんに四帆くん、しおり配りますよー?」


子川「(…坂城、あれ矢部か)」

坂城「(そうみたいだな…)」


子川「(全くめんどくせぇな…3人同じなのがいるんじゃ…)」


※ メガネで語尾「やんす」
→矢部明雄 凡田大介 湯田浩一


坂城「(まぁいいじゃねェか!その内慣れる慣れる!!)」


そして新垣先生から、何故か今まで渡されなかったしおりが配られる。もちろん持ち物の話とかは前日にある程度教えられる…のだが、宿泊用の荷物程度しか教えられていない。


とまあ、割とあまり具体的な説明もないまま当日を迎えたわけで、皆が真っ先に見た場所は(もくじの次にあるし)日程だった。



全員「ん・・・?」



見ると・・・。


7時 学校集合

7時10分 出発式

7時30分 バス出発

9時50分 到着

10時 オリエンテーション






19時30分 夕食

9時 就寝




子川「何だ?このシンプルなスケジュールは………」


それは誰もが思いそうな言葉であった。


羅木「先生!」


出席番号28番羅木一。投手の1人。
メガネをかけた、真面目そうな奴だ。



先生「何ですか?羅木くん」


羅木「野球クラスしか参加しないんですか?」


グラウンドには野球部しかいない。バスも1台。


先生「あぁ、それはですね、クラス事に行く所が決まっているんですよ。それに野球クラスは人数多めですから」


つまりまあ野球部のみの学校行事、しかも宿泊行事ということだ。何だか「合宿」と言ってもイイヨウナ。


落徒「先生〜!」


29番落徒雄斗。コイツも投手の1人。


先生「何ですか?落徒くん」


落徒「夕食までの時間って、全部オリエンテーションってやつなんすかー?」


先生「はい、そうです」


全員「え?」


あまりにも普通に新垣先生が答えるが、一体どういうことなのか…。
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