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□第3章
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時刻は7時(朝)。
一同朝食を終え、いよいよ試合をすることになる!
先生「さて、それでは試合をするんですが…チームは1、2、5班対3、4、6班という形にします。ですが、残りのオーダーなどは皆さんに決めてもらいますね」
石中「じゃあ…先発とか抑えとか、オーダー関連は全部自分達で決めるんですか?」
先生「そういうことになりますね、石中くん」
凡田「じゃあオイラ先発行くでやんす!」
湯田「いや、オイラでやんす!」
メガネ2人が先発に名乗り出る。
大神「…アンタら2人に先発が務まるのか?」
↑ 失礼
落徒「はいはーい、じゃあじゃあ俺もやる〜!!」
湯田「引っ込んでるでやんす」
落徒「同じ班だろォォがぁッ!?」
森盛「湯田くん酷い(^^;)」
坂城「(こいつは「やりたい」なんて言わねーだろうな)」
子川「…何?」
子川をチラッと見る坂城。
矢部「(子川くんはやりたがらないでやんすよねぇ。やりたい人がたくさんいるのにつまらない子やんす)」
めんどくさがりなピッチャー子川勇志。決して自分からは動かない。
先生「誰がやるとかは別にどなたでも構わないんですが、自分達で決めてくださいね」
有田「(先生決めんのめんどいんじゃね)」
台場「ハーイ!先生も決めるの大変だろうしな!」
…有田は小声だが、台場は普通の話し声である。
先生「5月のこの時期に僕が決めたらみんなガーガーうるさいですし」
それはそれで、ある意味まともな意見だったりする。いきなり上手い下手の序列的なものが出来そうだ。
阿形「で、結局誰がやるの?」
凡田「オイラでやんす!」
湯田「オイラでやんす!」
柿崎「もう二人とも似たようなモンだしこの二人でいいんじゃない?どうせ後で交替すればいーし」
有田「…まあその二人でいいんじゃね?早い者勝ちに譲ってやろうぜ」
別に有田や柿崎がピッチャーというわけではないが、別に無理して反対するわけでもなく、1・2・5班の先発は凡田、3・4・6班の先発は湯田となった。