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□第5章
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矢部「つ・い・に!


テンション高い子が叫び出す。


矢部「秋期大会がやってきたでやんすー!!!!!


子川「(テンション高いなぁ…うっとうしそう)」


坂城「矢部の奴、こりゃ自分が出れると確信してるな」


↑ 結構ヒドい


子川「アホだ…そういう自信過剰な所があると伸びないんだよな。何事にも謙虚にいかないとな」


坂城「うっわ似合わねェセリフをお前みたいな面倒くさがりで謙虚さの欠片もない奴に言われたらホントお終いだよな」


子川「何、俺今何かオカシイ事言った!?」


坂城が呆れて言う。残念な事に発言だけ見れば坂城の方がキツい恐ろしい子( ̄― ̄;)


矢部「というわけで、今日は球場にバスで行くんでやんすよ〜!」


子川「(何で矢部が仕切るんだろ…)お、やっぱりでっかい」


仕切り屋がいないから仕切りたがりがやるというね。32人も乗るバスが来たということで、それなりのバスがやってきた。新垣先生も監督兼先生なので、バスにももちろん乗っていく。そして、先生がバスの入口で言う。


先生「皆さん準備出来ましたか?バスも来たことですし、準備出来た人から中へ入ってください」


全員「ハーイ!」


全員準備万端だったのか一斉になだれ込んで来た。


先生「ちょ…皆さんちゃんと順序良く入ってくださいよ〜!?」


こんなわけでして、窮屈ながらもchallenge高校は初の公式戦が出来る地方大会予選球場にイキイキと向かう。


先生「今回の参加高で強いのは、パワフル高校、帝王実業、聖タチバナ学園、灰凶高校、、あかつき大学付属高校辺りが要チェックですね・・・。」


子川「ところで…今日の相手はどこでしたっけ?」


先生「気流正価(きりゅうせいか)高校です」


子川「何か聞いたことない」


坂城「お前はTV自体あまり見ねェし情報も集めねェだろうが!」


子川「ま、そうなんだけど。新聞も見ないし」


※ というより試合直前に相手の確認をするという主人公


先生「改めて相手の説明確認をしますね。予選大会は結構上に行ったりするんですが、決勝出場、準決勝などは…ないですね。最高ベスト16です」


矢部「じゃあ勝てるでやんすね!」


塩山「(矢部くん何でそんなに自信満々なんだろ〜?)
…でも僕達公式戦初めてだしなぁ〜。相手きっと僕達みたいに1年生だけじゃなくて、経験豊富な2年生ばっかなんでしょ〜?」


阿形「そうだよね〜…僕達だって自分達の力がどのくらいか分かんないしなぁ。「1年の差は大きい」って言うし」


柿崎「まぁそういう自分の情報は、試合したら分かるって。相手さんだってこっちの情報そんなに持ってないだろうしな。俺達先輩が夏決勝まで行ったけど俺達1年生は試合全然出てないし」


相手校の情報を聞きながら話していく柿崎達。実際のところ、両校共々あまり知られていないのかもしれない。


先生「それではスタメンの話に入りますね」


全員「(…キタ!)」


全員が先生に注目する。前日に発表されてなかったと言う…。


先生「今の所、誰が強いか分からないので、この機会を気にテストしますね」


全員「はぁ!?


…全員驚愕…。


有田「(こ……こんな……公式戦でかよ……な……何言ってんだこの人……)」


台場「せ、先生!一体それどういう事だよ!スタメン決めないまま試合に臨んでたってことなのか!?」


野丸「大事な試合な筈ですが、決め方が普通ではありませんよ…!?や、やめましょうよそんなこと!」


森盛「い…一体、何でなんですか!?」
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