※アニリボネタです!見てなくても読めるとは・・思います(^^;







もっ申し訳ありませんザンザス様ー!!

「あ、またボスの被害者が」
「ったくスクアーロが留守だとボスおさえる奴いねーじゃん」
「レヴィも病院送りだしね」

何回目かわからない下っ端部下の悲鳴。キョーミなんかないけど部屋揺れっし部下が減って不便。

「ルッスセンパイ。孔雀で回復してあげればいいじゃないですかー」
「だってレヴィが嫌だって言うんだもの。ボスから受けた傷は勲章だから消したくないんだって」
「ししっどこまでボスラブなんだか」

もう死んどけよいっそ。

「そういえばーラブといえばあのちっこいセンパイはどこいったんですかー?」
「なんでこっちみんだよ」
「だってあの人ベルセンパイラブじゃないですかー」
「だからって俺が知るかよ」

「きゃーボスだめー!!」


聞こえてきた女の悲鳴。ヴァリアーで女っつったらあいつしかいない。

「あの子ボスのところで何してるのかしら」
「センパイ助けにいかなくていいんですかー?」
「だからなんで俺なワケ?気になるならお前がいけよカエル」
「・・じゃあいってきまーす」


は?あっさりいくのかよ
だったら俺に絡んでくるなっつーの。大体あいつならボスの攻撃避けるぐらいできるし何しよーとあいつの勝手。他人に構って何になるんだよ


「・・というわけで様子見に来たんですけどー」
「そのくだり必要ないと思うけど・・」
「いやいりますよ後々ー」
「結局フランは何しにきたの?」
「空見るのも堕王子の相手するのも飽きてきたんできました」

部下たちがぼろぼろになっているボスの部屋の前で彼らを運ぼうとしているとやってきたフランは何してんですかー?って、見ればわかるでしょ!

「いつもなら堕王子といるくせになんでこんなとこいるんですかー」
「だってスクアーロに言われたんだもん」
「ボスの相手をしろとー?」
「ちょっとは副隊長の仕事しろって」
「・・センパイ副隊長でしたっけ」
「一応。普段はやることないよ。作戦隊長がいないときの予備隊長」
「センパイちっこいのにがんばりますよねー」
「小さいのは関係ないと思うんだけど」
「それで堕王子がメロメロになるんですねー」
「だからメロメロと小さいのは関係・・、は?」
「あ。気付いてませんでした?」

ニヤと無表情に口の端を上げてフランは笑った。私がベルにベタベタくっついてるのは公私ともに認識済みだけどベルが?もしかして私をからかうためにわざと間違えた?


「おいカエル何してんだよ。」
「何って、アホロン毛隊長の言いつけを守って真面目に仕事する尊敬するセンパイと話してましたー」
「余計なこと言ってねーだろうな」
「ミーにとって余計なことなら何も」

突然現れたベルはフランを睨みつけて(と言ってもベルの眼は見えないから表情から察するに)、私を背にするように立ってナイフを出した。

「ちょ、ベルあぶない!」
「物騒なことやめてくださーい。」
「・・ちっ、ちょっとこい」
「えっ何、何なにベルっ・・?」

うわー堕王子らしくない。
混乱した彼女をずるずると自室へ連れてった。まああおったのはミーですけどどちらかと言えばいいことをしたと(勝手に)思ってるし、こういう刺激っていつもスかしてる馬鹿王子にはいいんじゃないかと思う。

自分のことはたちが悪いほどわからないと言うし恋愛感情みたいな個人的な主観がわかりにくいものは素直さがないと自覚しにくいものだ。



「まあ本人ほど気付かないっていいますよねー。」

(さて、めんどくさいセンパイがいなくなったところで空いたソファでくつろごー)


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