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□贈物
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とりあえずチョコを買って、お菓子の本を開いてみる。
沢山のお菓子の写真に見とれてしまう。
「あー‥‥むりだー‥」
市販のにしようかなーとか考えるけど、なんかそれじゃあ義理っぽいよなぁー
「うっし、やるか!」
作るのを決めて早速取り掛かる。
甘い香りのチョコレート。
隠し味はありったけの貴方への想い。
***
ってことで当日。
やばい‥‥
汗でるし、足震える
「あれー?泉ちゃん。」
「う、梅原先輩、梶山先輩!」
「浜田探してんの?」
「え、や、その‥‥」
「手に持ってんのチョコレートかなー?」
「浜田ー!」
教室の中に向かって梶山先輩が呼んだ。
浜田は‥‥
女の人に囲まれてた。
「あ、泉ー♪」
「何?良郎。新しい子?」
「後輩?可愛いー」
「だろ?俺の彼女♪」
「やだー!良郎本命つくったことないじゃん!」
「実はこの子にマジ?」
なにこれ、むかつく。
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