企画用

□逆告白
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「お前が嫌いだ。」

突然の呼び出し、人影の無い場所。
まぁ確かに告白ではあるよね、うん。

彼に愛の告白をされるなんかよりは、
こういったカミングアウトの方が
お互いの関係に合っているし。

「あんまり驚かないんだな。」
「ああ、まぁ。知ってるから。」


そう言うと、彼が驚いた顔をした。
少なくはない彼との記憶上でも、
初めて見た表情だった。
思わず、わたしは目を丸くした。




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