企画用

□「これ、人間の食べ物?」
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にっこり。
擬音が付きそうなくらいの微笑みで、
わたしは雲雀くんと向き合う。
文句なんて言わせないつもりだ。

「これ、人間の食べ物?」
「だから嫌だって言ったでしょ。」


ムッとしながら、皿を押しやる。
ここまでのものが作れるだなんて、
我ながら凄いと思う。
しばらくやらないうちに
料理の腕はさらに酷くなったらしい。

きっと呆れているに違いない。
もしかしたら、フラれてしまうかも。
料理、もう少しやっておけば良かったな。




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