企画用
□衣替え
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毎年この時期になると、
酷く憂鬱な気分になる。
それに対して、
同意をくれたのはハルヒ君。
音楽室の扉を開けるのが恐ろしく、
ためらう私に微笑んでくれた。
「自分も一緒に行きますから」
なんでこんなに良い子が
ホスト部にいるのだろう。
ああそうだ、この魔王のせいか。
「お前、失礼なことを考えていないか?」
「わたし、今日は客として来たの」
「いらっしゃいませ、お嬢様」
守銭奴め。
思わず、そんな言葉が口を突く。
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