企画用

□衣替え
1ページ/2ページ



毎年この時期になると、
酷く憂鬱な気分になる。
それに対して、
同意をくれたのはハルヒ君。

音楽室の扉を開けるのが恐ろしく、
ためらう私に微笑んでくれた。

「自分も一緒に行きますから」


なんでこんなに良い子が
ホスト部にいるのだろう。
ああそうだ、この魔王のせいか。

「お前、失礼なことを考えていないか?」
「わたし、今日は客として来たの」
「いらっしゃいませ、お嬢様」

守銭奴め。
思わず、そんな言葉が口を突く。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ