企画用
□遊び相手
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彼にとって私たちはそんな存在なのだ。
所詮、ただの物珍しい女。
そう思うと馬鹿馬鹿しくなってくる。
「何処へ行く?」
「仕事です。当たり前しょう。」
「ああ。それなら終わらせた。」
途中になっていた仕事をやろうと
布団から出たわたしに、
清雅は意味のわからない事を言う。
「……は?」
「代わりに終わらせた、と言った。」
聞き返したわたしに
顔をしかめつつ、答えてはくれたが
やはり真意はわからず。
何を企んでいるのだろう。
再び布団に潜り、思考を巡らせた。
遊び相手
-だから今くらいは休んでいろよ-