企画用

□「ガキは趣味じゃない」
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勇気を出していったとき、
極寺さんは冷たくそう答えた。
その日の夜は、泣いて過ごした。

来年を待てばよかった?
中学生になってたら、
すきになってくれたかな。
一生懸命オシャレして、
勉強だってがんばってる。
料理もいっぱいできるようになったよ。

でも、これで最後。
諦めるなんてできなくて、
泣いて泣いて駄々をこねた。
お父さんもお母さんも
お姉ちゃんも困らせて。


だから、最後に一日だけ。
時間をもらったの。




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