If it can return on ...
□If it can return on ...②
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――…
あの日以来、彼を探している私がいる。
なんで一緒に交番まで行ってくれた時、名前を尋ねなかったんだろう。
彼があの時「またねっ」って笑ってくれたから、
すぐにまた会えると思っていたのに…。
ギター、大丈夫だったかな。
まだ直らないのかな。
もうこの街には来ないのかな。
あの日に戻れたら…、
絶対、彼の名前を聞いたのに。
私、
そんなことばかり考えてる…。
「あれ？あなた、あの時の子かい？」
背中の方から声を掛けられて、ショッピングモールの、あの日と同じ場所で我に帰る。