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□兄さんの休日
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10100HIT記念 アッシュ様へ



【兄さんの休日








たまの日曜くらい、ゆっくりのんびりと過ごしたい。
誰だってそう思うだろう。
勿論、私もそれが本当の望みだ。

の筈なのに…先週も、先々週も、そのまた前の週もどっかの馬鹿者のせいで、私の休日は吹っ飛んだ。

…かれこれまともな休みを一ヵ月はとっていない。
いや、正確にはとっているのだが、先程も述べた様にどっかの馬鹿者のせいで休日が全て吹っ飛ぶのだ。
全く、誰だろうな…私の優雅な休日に溝を掘るヤツは…。

ほんと、誰だろう、な…。

まぁ、今更愚痴っても終わった事なので仕方ないのだが。

しかし……

やはりムカツク。

普通誰だってそう思うだろう…。
自分の日曜日にいきなりバイトとか入れられたら腹立つだろう!?
部活とかいきなり入れられたらどうだ!?

……いかん、主旨がずれてきた…。

とりあえず、最近全くまともな休みがなかったのだが、明日は違う。

本当に久しぶりに何もない休日。

……これで仕事入れてきたヤツは絶対殺してやる…。
私だって超人やロボットじゃない。どこにでもいる普通の一般の擬人だ。普通に休みが欲しい。

さて、明日何するか…。
最近あまり寝ていなかったし、少しくらい寝坊してもまぁいいか…──





そう昨晩考えたのがいけなかった…


「……」


もう陽が高い。
時計を見たら十二時をまわっていた。

少々寝過ぎた様だ…。(※寝過ぎです)

よく思い出すと、昨日は帰ってきて速攻寝たんだった…。
誰が何を何と言おうが、睡魔が勝っていたからな…。
ちょっと待て…ということは

昨日は全く日向に構ってやっていない。(←これ重要)

…せめてアイツにだけでも構ってやるべきだったか。
今更になって後悔した…。
絶対拗ねてるぞ。今日は逢った瞬間、涙目になって飛びついてきそうだな。

……別に構わないのだが。(←むしろ嬉しい)
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