花言葉
□むらさきヒヤシンス(土新)
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場所は変わって喫茶店。お昼も近いことからそこで昼食を済ませることにした。
｢メニューはお決まりでしょうか？｣
店員さんがそういうと土方さんはメニューも見ずというより店員さんを見ずに注文をした。
｢ライス大盛りで｣
｢は？｣
店員さんと僕の声が重なった。
待て待てと心の中でツッコミを入れた。
｢ラ、ライスの大盛りですか？｣
｢あぁ。ドンブリで｣
店員さんが繰り返すと相変わらず短い言葉で答えた。
｢そちらのお客様は？｣
｢えっとー……｣
まだ決めていなかったと慌ててメニューを見ようとしたがそれを阻まれた。
目の前の男に。
｢コイツにもライス｣
｢えッ!？｣
何バカなことを言ってるのだと拳を作った。
店員さんも笑う所か引いてるよッ
たくさんのメニューの中から何が嬉しくてご飯だけを食べなきゃなんないのかッ
｢か、かしこまりました｣
それから5分も経たない内に柄のドンブリに白いご飯が入っていた。
土方さんを見れば微かに目が輝いていて懐から赤いキャップのアレを出した。
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