〜繋ぎ編〜


 馬の体形のことはわかりましか〜?

  じゃあ、今日は繋ぎでも行きますか。

繋ぎ】って、どこか?


繋ぎ(つなぎ)は、脚先の部分。



クッションとなるところですね。



長さ繋ぎには長さの
違いがある

短いと、1完歩に要する
時間が短く、
速い手脚の回転が
できる。


★逆に長いと1完歩に
要する
時間が掛かるため、
ゲートを出て、
すぐに速く走るのには
不利。

よって繋ぎの長さは
ある程度
【距離・脚質】
違いが生じてくる。



繋ぎの長さは、距離適性に
影響するんです。

繋ぎが、短いと短距離、
長いと長距離っていう
イメージで…。



芝の短距離に向く繋ぎ(短い)
[画像]


芝の長距離に向く繋ぎ(長い)
[画像]





あとは、
角度】について。


角度
繋には角度の違いがあり、
☆角度の深い
(より45度に近い)
ものもいれば

★角度の浅い
(より90度に近い)
もいる。


浅い馬は、1完歩に要する
時間が短くなり、
速い手脚の回転ができる。

ただ、
走る”フォームが窮屈に
なり、
そういう性質上、
【繋ぎの浅い馬】は短距離馬に
多くみられる。

深い馬は、1完歩に要する
時間が長くなり、
速い手脚の回転は不得意だが、
無理なく全身を使った
ゆったりとした
フォームで走れる馬が
多い。


そういう性質上、
【繋ぎの角度の深い馬】は
中長距離馬に多い。




そうそう、角度は
芝・ダート
適性にも影響しますね♪



単純明解に言うと、

角度が立っている馬
ダートに向く。

逆に、
角度が寝ている馬
芝に向く

言われているんですがね♪


芝の短距離に向く繋ぎ
(角度が寝ている)
[画像]



ダートの短距離に向く繋ぎ
(角度が立っている)
[画像]




 あとは、【太さ


太さ
繋ぎには太さの違いが生じる。

ただ、
太さの違いは比較的、
【短距離馬には太い馬が多く】
【長距離馬には細い馬が多い】
という傾向は見られるにしろ、
長さや角度
と違い
【距離適性・脚質】
による
ハッキリとした差は
見られましぇ〜ん。


差がハッキリと現われるのは、
芝馬・ダート馬
という比較で…


【繋ぎが太い馬】
には
ダート馬に多い。

繋ぎが太いということは、
全体的な骨量が
豊富ということであり、
ソレに見合った筋肉量が
あり、
馬格に恵まれた馬が
多いため、
馬体の性質上
ダートに適性を持つ馬が
多い。


【繋ぎが細い馬】
には
芝馬が多い。

繋ぎが細いということは、
全体的な骨量も
ないということであり、
筋肉量も薄く、
ダート馬と比べて
非力で
あるため、馬体の性質上、
力(パワー)を
要すダートに適性を持たない
馬が多い。



繋ぎ】一つ取っても、
馬によって全然
違いますね♪


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