◆死人花の障子◆

16件

【石抱き責め (いしだきぜめ)】
訊問に使われた。
「十露盤板 ソロバンイタ」(台に三角形の棒を五本打ち付けた物)の上に後ろ手に縛った罪人を正座させ、一枚約四五キロの石板を膝に乗せていく。
石の重みで脚に三角棒が食い込み、罪人は悶絶する。

【牛裂き (うしさき)】
戦国時代、一般的に行われていた刑。
囚人の左右の脚をそれぞれ二頭の牛の脚に括りつけ、二頭の牛の間に火を入れる。
興奮した牛がそれぞれの方向に走り出すと、囚人の体は股から真っ二つに引き裂かれる。

【温泉岳地獄 (おんせんがくじごく)】
切支丹拷殺法。
囚人を温泉岳に連れて行き、裸にして両手足を縛り、背中を断ち割って、熱湯を傷口に注ぎ込む。硫黄分を含んだ熱湯は骨までも溶かすという…

【火刑 (かけい)】
切支丹拷殺法。
出来るだけ苦しめる為、少ない薪を使い、弱い火で炙り殺した。十字架への縛り方は緩く、逃げ出すことも可能だがそうすれば殉教の栄誉は失われるという心理の弱みをついた残酷な刑だった。

【釜ゆで (かまゆで)】
罪人の手足を縛り、水の入った釜に入れて蓋を被せる。
釜は火にかけられ、沸騰した頃に、油を注ぎ込む。罪人は沸騰する湯と油で煮殺される。
他に油で揚げ殺す方法もあり、特にやり方は決まっていない。

【逆磔 (さかさはりつけ)】
逆臣に対する刑の一つ。
磔にされて半日も経つと、全身の血が顔に下がり、顔が無残に腫れ上がる。三日目には、目鼻口など、あらゆる穴から鮮血が吹き出し、四日目には目玉が潰れるという。

【三段斬り (さんだんぎり)】
罪人を後ろ手に縛り上げ、高い横木に掛けて宙吊りにした状態で刑を行う。
まず、下半身を斬り落とすと、残った上半身の重みで半回転して頭が下になる。これをすかさず一刀に斬り落とすのである。

【簀巻き (すまき)】
賭博荒しやイカサマを行った者に対して用いられた処刑法。囚人を縛り上げて柴で包み、荒縄で巻いて大石を重りとして結び付け、河中に放り込んで溺死させる。

【駿河問い (するがどい)】
罪人の背中を弓なりに反らせ両手足を縛り、重しを乗せて縄で吊す。
次に罪人を吊す縄を一定方向へきつく捩っていき、手を離す。罪人の体は反動で反対方向に凄い勢いで回転し、全身からは血や脂が飛び散る。

【肉刻み (にくきざみ)】
囚人は地面に鉄釘で打ちつけられ、身動き出来なくなったところを、役人の手によって四肢の肉を一寸ごとに削り取られる。
すぐには死ねない為、囚人の苦痛は壮絶。

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