聖 剣 L O M

□月読の塔
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真珠姫を探していたらレイリスの塔にたどり着きました。

そこで真珠姫の姿を見つけたよ!!!!!!

・・・一緒に探していたはずの瑠璃とは逸れちゃった・・・けど・・・ね。(どよ〜ん)







月読の塔







「こんな離れた場所まで着ていたなんて・・・・」

フレイアは視線の先にいる、レイリスの塔をぼうっと見上げている真珠姫の姿をじっと見ていた。

メキブの洞窟で別れてドミナの町で瑠璃に再会した時にいなかった彼女は、一体どうやってここまで来たのか。

ガト・ポルポタと二ヵ所を探してもいなかった彼女がまさかこんな所にいるとは思わなかった。

ここはレイリスの塔。その昔マナの力をくみ上げるために建てられた、魔力で覆われている場所だ。

それゆえに、いつ来ても塔に近づくにつれて夜になっていく。

周りに茂る森を抜けたら夜だったので試しに戻ってみたら昼に戻っていた・・・・という話がある曰く付きの場所なのだ。

どういう目的でここに迷い込んだのかは知らないが、ここは戦いなれているものでも低級者ではきつい場所。

ましてや真珠姫は戦いなれていない姫だ。

丸腰相手に手加減してくれるモンスターなどここにはいない。

なんせ瑠璃に聞いた話では彼女はラビにさえもいじめられていたらしい。

とにかく戦闘慣れしていない真珠姫を1人にさせて置けないので、フレイアは彼女に近づいていった。

「・・・・真珠姫?」

フレイアの声に驚いた真珠姫は、勢いよく後ろに振り返った。

「! あ・・・・フレイアおねぇさま・・・」

「瑠璃が心配してたよ? ・・・・それに、こんなところまで一人で来るなんて・・・・」

「ごめんなさい・・・・でも・・・・」

しょぼんと俯いてしまった真珠姫にフレイアは溜息をついた。

「はあ・・・・まあ、来ちゃったものはしょうがない。で、ここへは何しに?」

「なにをしに・・・・ってわけじゃないの・・・・でも、この塔によばれているような気がして」

ふっ、とレイリスの塔の方を見る真珠姫に、フレイアは考えるそぶりを見せる。

「・・・・う〜ん、わかった! なら私も一緒に行くよ」

「え・・・・」

「こんな物騒なトコ、真珠姫一人で行かせる訳には行かないしね」

「! おねぇさま、ありがとう」

フレイアと真珠姫は月読の塔へと入っていった。






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