聖 剣 L O M
□始まりの夢
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・・・・・・・・お願い・・・・・・・
・・・・・誰か・・・・・
・・・・・・・・彼を・・・・・・・・・
・・・・・・・とめ・・・・て・・・・・・・
「!!!!!!!!!!」
フレイアは自分の息を呑む声で目を覚ました。
「・・・・・・・な、に?いまの」
フレイアは辺りを見回すように部屋を眺めた。
ここはマイホームの自室だ。
「ゆ・・・・・め・・・・?」
自分のみる夢は時々予知夢になる。その事を知っているフレイアは、ただならぬ様子に体をぶるっと振るわせた。
「・・・・・・フレイア?」
呼ばれた方をみると、階段からフレイが怪訝そうにこちらをみている。
「また、見たのか?」
「・・・・・・・・・・うん」
フレイはフレイアが時々予知夢を見る事を知っている。
そして、その後の後悔も。
「・・・・夢の中で・・・・ね、誰かが「止めて」って言ってた」
「どんな奴だ?」
「ん・・・・グリーンのドレスに冠、胸に大きな宝石・・・・あれは珠魅かしら。女の子で・・・・」
「で?」
「核がボロボロになってる・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
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