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□逃げられない!
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俺の名前はフリオニール。
ディシディア学園に通う学生だ。
自宅のあるフィンの街から、毎日電車で1時間掛けて通学している。
通っている学園は年齢に関係なく門戸を開き、その頭脳に見合った
カリキュラムが評判で、私立校の中でもその入学率は他々を抜いている。
授業料もそこそこだが、特別クラスになると、授業料・教材・衣服類等の金額を
免除してくれるので、俺でもなんとか入学できた。
とは言え、通学費は別途かかるので学園の近く引っ越すか、寮にでも入った方がいいかも
しれない。
それ例外でも最近少し悩んでいることもあるし…。
と、考えている内に次の駅に着いて、たくさん人が乗り込んできた。
普段は乗り降りが少ない駅でも、通勤通学のラッシュ時にはどこから沸いて出たのか、
と言うくらい人で溢れ返っている。
学園に着くまで5駅ほどあるのだが、2駅目で殆どの埋まり、
3駅目で満員車両ができるくらいだ。
いつも乗っている2車両は特に、階段に近いこともあり混む。
最近悩んでいると言うのはまさにこれだったりする。
ただ混むだけならばこんなに悩むことではないんだが…な。
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