鋼 の 錬 金 術 師
□2007年 ハロウィンSS『ぱんぷきん・ぱにっく!』
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なんでも古い文献を漁っていた所、遙か昔クセルクセスの遺跡より昔の時代に
あったとされる風習についての書物を偶然にも手にした事があった。
どうしてそんな重要文化財的なものが一般の民家にあったのかは謎だが、
それを解読したエドワードはかぼちゃを使った風習を祭りとしてやってみては良いのではないか?と
ひらめいたのであった。
と、いっても詳しい事まで書かれていたわけではないので、かぼちゃを使ってランプなどを作り、
それを持ってお化けに仮装した子供達にお菓子を配る・・・というものだが。
かぼちゃとお菓子は軍が支給するという事にして後は告知をするだけだ。
どれだけの人が集まるかは分からないが、ひと時でも楽しめればよいなと思っての事だった。
数日後、イベントは大成功を収めた。
置く場所に困っていたかぼちゃたちは大きいものは加工され、
机の上におけるサイズの物はランプとして棚の上に置かれている。
後日、司令部に訪れたエルリック兄弟が嬉しそうにそれを見ていた。
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