CP小説
□はっぴーくりすます??!
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「遅いな…」
一人宿屋で待つフリック。
折角のクリスマスなのに、男待ちっていうのも…
いや、考えてはいけない。
「腹減ったな…ビクトールの野郎、遠出でもしたか?」
柄に合わずにビクトールの帰りを案じてみたり?
ビクトールの前だとそんなそぶりさえ見せないのに…ツンデレか?(笑)
「悪ィ。遅くなっちまった。」
という声と同時にビクトール帰還。
「ホラ、飯とクリスマスケーキだ。折角だからな。んで、宿代。」
誇らしげにフリックに渡す。
「…で?」
フリックが軽く突っかかる。
「…あ!クリスマスプレゼントか!!」
「違う、『オデッサ』だ。」
「…これで勘弁してくれ!!」
と包装された真新しい剣を渡した。
「…新しい剣の名前は是非『ビクトール』で。」
フリックに「?」と「怒り」が同時によぎった。
「実は…