Rolling Lovers!
□4.最悪で最良の出会い
7ページ/8ページ
「いいですよ、そんなつもりや無かったですし」
「でもねぇ」
「…じゃあ俺が」
ボソッと白砂が奥さんに話し掛ける。
「え?」
「…今日の……俺持ちで」
「悪いわそんな!」
「拾って貰って助かったし…なんかしたいッス…」
「えっと…ほな、今度ゆっくり話しさせて」
「へ?」
「実は俺、今度から仕事で男性ファッション誌の担当回されたんやけど、ほら、若い子と微妙に好みちゃうやろ?リサーチできたらなぁって」
我ながら苦しい言い訳だ。
「もちろん、出来たらでえぇよ」