作業所通所体験記

□体調回復から作業所就労に至るまで
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忘れもしない2016年8月1日

この日から、あたしの6年ぶりのお仕事が始まりました。
社会復帰、初日です。

8:45頃に来てくださいって言われてたので、その時間までに着くように家を出発。 歩いて5分かからない所に作業所があるので、通勤は楽でした。

着いたら、配食のお仕事で厨房に入るため、白衣上下と帽子に着替えました。
職員さんに白衣の正しい着方と、毎週木曜日にクリーニングに出すと言う事を教えていただきました。

9時過ぎに、送迎のマイクロバスが来て、配食班の全員がそろったら朝礼。
主任さんに「前に出て」と言われ、配食班の利用者さん全員の前で、簡単な挨拶しました。

白衣にコロコロかけてホコリを取り、手を丁寧に洗って消毒し、マスクをしたら、勤務開始。

まず、野菜カット担当の職員さんに正しい包丁の使い方教わりました。

あと、厨房が5つに分かれてるので、それぞれ何の仕事してるか説明していただきました。

プレパレーション(野菜カット)←ここに所属。
クッキング(下処理した食材を調理)
ピッキング(クッキングで調理したおかずを各配送先毎に仕分け)
洗浄(調理器具や食器の洗浄)
パントリー(昼食の準備・配膳)

それからはひたすら食材のカット。

高野豆腐68枚
大根5キロ
タマネギ4キロ

これが今日のあたしのお仕事。

他の食材はそうでも無かったけど、タマネギをくし型に切ってる時は気持ち悪くなった(爆)
家でもタマネギ料理してたけど、こんな大量のタマネギ切ったことありませんでした(^ω^;)

あと、火曜日と金曜日は忙しいから、明日の仕事も前倒しできる分は今日やっちゃうらしいです。
職員さん曰く、これでも少ない方らしいです。

大量の食材切っていても、苦痛には感じませんでした。
むしろ仕事出来ることが楽しい!
こんな思い、初めてです。

それに少し(15分)だけど休憩もあります。
職員さんや周りの利用者さんも親切で、これならやっていけそうな予感。
今までは人間関係で転職を繰り返していたので。

「ゆっくりでいいから丁寧に。無理はさせない」
これがウチの作業所の方針らしいです。
プレパの職員さんにも……。
「ゆっくりでいいからね。とにかく丁寧に。スピードは求めていないから」
……と、言われました。

11:55頃、支援計画書では最初は午前中のみなので、みなさまよりひと足早く上がりました。
その後は、支援員室に呼ばれ、先延ばしになっていた契約。
支援課長さんから、契約書見せられながら、契約内容の説明。
最後に署名捺印しました。

こうして、念願の社会復帰を果たしました。
そして、あたしの給食のオバちゃんとしての日々が始まりました。
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