統合失調症について
□統合失調症の症状
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統合失調症の症状は、陽性症状・陰性症状・認知機能障害に分けられます。
【陽性症状】
[妄想]
「自分の悪口を言われている」
「テレビやラジオで自分のことが話題になっている」
「ずっと監視されている」
……など、実際には無い事を、強く確信する。
[幻聴]
周りに誰もいないのに、自分を呼ぶ声や、悪口が聞こえる。
それを現実的な感覚としてとらえる。
[幻視]
無いはずのモノが見える。
それを現実的な感覚としてとらえる。
[思考障害]
思考が混乱し、考え方に一貫性が無くなる。
会話に脈絡が無くなり、何を話しているのかが、わからなくなる事もある。
【陰性症状】
[感情の平面化]
喜怒哀楽の表現が乏しくなる。
自分以外の他人の感情表現に、共感出来なくなる。
[思考の貧困]
会話で比喩などの抽象的な言い回しが使えなくなる。
他人の話が理解できなくなる。
[意欲の欠如]
自発的に何かをしようとする意欲が無くなってしまう。
いったん始めた行動を続けるのが難しくなる。
[自閉]
自分の世界に閉じこもる。
そのため、他人とコミニュケーションを取らなくなる。
【認知機能障害】
[記憶力の低下]
物事を覚えるのに時間がかかる。
[注意・集中力の低下]
目の前の仕事や勉強に集中できなくなる。
考えをまとめる事ができなくなる。
[判断力の低下]
物事に優先順位を付けて、やるべき事が判断できなくなる。
計画を立てられなくなる。