ハリーポッター長編夢小説

□階段から異世界へ!?
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こんな非日常的なことが起これば、誰だって興奮しますから。

























01. 階段から異世界へ!?




























「う〜、今日も忙しかった〜」

今日はお盆という日本のビッグイベントのせいで店は大繁盛。
嬉しいけど、店は前々から意外と繁盛していてお盆に入ってからはますます大賑わい。
稼げる分、自分の時間が全く無い。
今日だって本当は8時に終わるところが12時をとっくに回っている。

「疲れてふらふらする・・・相当やばいね」

アパートの階段を昇る途中、眩暈を感じた。
ここ3週間くらい休みがまともにない。

「明日は休みだし・・・一日寝て・・って!・・うあっ」

寝て過ごそ〜なんて呆けたこと考えて階段の最後を踏んだ瞬間。
濡れてたわけでもないのに、足が宙に浮いたような感じで滑った。
そして・・・



落ちた。



真っ逆さまに。

































「・・・・・・」

はっとして目を覚ませば、見たことのない風景だった。
明らかに自分のアパートの周辺でも、ましてや裏の公園でもない。
見たことのないきれいな水辺だった。

「・・・ここ、どこ?」

ああ、そうか。

私、死んだのか。

「んなわけねぇよ!」

じゃ、なんでここにいる?ってことになる。
ワケがわからない。
でも確かに階段から落ちる瞬間ははっきりと覚えている。
死んだかどうかはわからないが・・・。

「でもここ、どっかで見たことあるかも・・・デジャブ?」

水辺は大きな湖で、凄く遠くに何か巨大な魚か何かが跳ねるのが見えた。

「あそこにあるお城・・・何?廃墟?」

自分の後ろに聳え立つ立派な城。
どう見ても繁栄を過ぎて朽ち果てた廃墟にしかみえない。

「・・・・・・(ムズムズ)」

いや、ほら、人間って好奇心の塊でしょ?
ああいうのみつけちゃうとね、うずくのさ、私の好奇心が!
というわけで、


「行ってみよーーーー!」


仕事後の疲れなんて感じなかった。
ただそこにあるものを確かめずにはいられなかっただけ。
疲れより、好奇心が勝った!!








私の、冒険の始まり。

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