永久

□復活
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気がついたときには、私の家は大きな屋敷の離れのような場所だった。


頭がいたくなって、目が眩んで。


ぼーっとしてると、周りからクスクスと笑い声が聞こえた。


「日向、目は覚めたか?」

「う、うん…」

金髪に青い目の少年が私のことを覗き見ながら、笑ってる。
知ってる…この子、ヘイゼル…私の兄だ。


顔をあげると、兄の向こう側に、銀髪の男性と、黒髪の女性が見えた。


この二人が、父親と母親なのも。




知ってる。


二人は穏やかな笑みを浮かべながら、私たち子供を見ていた。


「ちょうどクッキーが焼き上がったのよ。おやつにしましょう」

「エリのクッキーは美味しいから、その匂いで起きたのかもな」

「あはは、ホントだね!パパ」






ななな、なんてこった…!


いつの間にか、生まれ変わってただと…っっ!!
 

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