キリリク文

□稚けなき我が背
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補足


因みに。
左右の持参した説話集は所謂『宇治拾遺物語』というヤツです。
詳細を延べると、今回左右に読んで頂いた噺は、
『宇治拾遺物語』<巻十二の二十二 陽成院のばけ物の事>
陽成院の御所の釣殿で、夜中、寝ている番人の顔を撫でるものがいた。
捕まえてみると浦島太郎の弟と名乗る翁で、自分を祀って欲しいと言う。
一存では決め兼ねると答えた番人を、翁は見る間に巨大になって食ってしまった。
……という概要です。

そして更に付け足すと、
『稚(いは)けなき我が背』というタイトルは、
「子供っぽい夫」と現代語訳する事が出来ます。
子供っぽく嫉妬とかしてしまう鳳凰さまを目指し付けた題名でした。

補足の多い駄文で申し訳ございません。
気になる方がいらっしゃったら是非調べて頂ければ、と。

此処まで読んで下さり、ありがとうございました。



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