婆沙羅3 第二陣

□井戸端会議
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政「Hey,幸村! How are you?」

幸「うむ、某は今日も体調は万全でござる!」

政「Ha! 上等じゃねーか!」

幸「今日もまた存分に合間見えましょうぞー!」

政「All right!」

「「うおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」

ドカーンッ!

佐「あ、大将! 昨日の晩御飯のお礼ちゃんと言いなってー!」

小「相変わらずに真田は元気がいいな」

佐「そういう竜の旦那こそ。今日も元気いっぱいだねー」

小「まぁな。最近は専ら真田との闘いが楽しいらしい」

佐「竜の旦那も? ウチもだよー、竜の旦那が大好きでさ」

三「いぃぃぃぃぃぃえぇぇぇぇやぁぁぁぁすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

家「ああ、三成。おはよう!」

三「おのれ、今日こそ貴様の首を地に落としてやる!!」

家「はは、やれるものならやってみろ! 但しワシも負けんぞ!」

三「家康ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

ドカシャーン!!

佐「あ。石田の旦那も来たんだね」

小「という事は…」

大「やれ、常の事ながら早いな猿飛、片倉」

佐「あ、大谷の旦那。おはよ」

小「昨日はあれから大丈夫だったか」

大「及ばぬ及ばぬ、三成も直ぐに機嫌を直して終いであったわ」

小「そうか。ならいい」

佐「昨日と言えば片倉の旦那。昨日の夜はありがとねー、美味しい晩御飯ご馳走になっちゃって」

小「気にするな。政宗様も喜んでいらしたし、真田も楽しげだったんだ。俺も誘って良かったと思っている」

佐「今度はウチにも来てよね、ご馳走するから。大谷の旦那も」

大「そうよなァ。長曽我部も皆でまた、と言っておった故。近々また集まるか」

小「長曽我部が?」

佐「そうだねぇ、やっぱりみんなでが一番いいよね」

政「WAR DANCE!!」

幸「烈火ぁぁぁぁぁ!!」

ドカーンッ!

佐「あ。倒れた」

小「相殺か。双方互角だな」

大「常々元気でメデタキ事よ」

佐「何言ってるのー、石田の旦那だって元気いっぱいじゃない」

大「あれの元気は伊達と真田のそれとは別物よ。よくもまぁあれだけ全力で憤慨が出来る」

小「確かに…徳川とは毎度毎度、楽しみながら刀を交えている訳でもない様だしな」

佐「徳川の旦那も徳川の旦那で、いつもニコニコしながら石田の旦那と闘ってるよね。ホント人が良いっていうか」

大「さよう。よう出来た子を持って本多も幸福よな」

小「いや、どうやらそうでもないらしい」

大「?」

佐「え? どういう事?」

小「この間本多が言っていたんだが、徳川もなかなかに手が掛かるらしい」

佐「へー、あの徳川の旦那が」

小「何でも突然居なくなったり、悪戯染みた事をするんだそうだ。普段ああだから余計頭が痛いらしい」

佐「成る程ねぇ、そりゃあ本多の旦那も苦労する訳だ」

大「ヒヒッ、何処の家も大して変わりはせぬな」

佐「ホントにねぇ」

小「否定は出来ないな」

ドーンッ!

三「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

家「三成! ちょっと力み過ぎじゃないか!?」

三「黙れ! 大人しく斬滅されろ!」

佐「い、石田の旦那…今日も気合いが入り過ぎだね…」

大「日の暮れる頃に諌める我の身にもなってくれやれ」

小「今日もまた帰りが大変そうだな」

大「それも及ばぬ、あの調子ではきっと暮れまで体力が持つまいて」

佐「だと良いけど…」

大「“良い”とは?」

佐「ほら、最近大谷の旦那も石田の旦那諌めるのに必死で他の事が疎かじゃん? 俺様的にはもうちょっと自分の事に気ィ遣って欲しい訳」

大「ヒッヒッ、その言葉、そっくりそのままぬしに返すぞ」

佐「俺様はいいの、忍だから」

小「今は名実共に武田の副将なんだろう。猿飛、お前ぇもたまには息抜きが必死だと思うぞ」

佐「いやいやー、こうして二人と井戸端会議してる時が一番良い息抜きだから」

大「さようか」

小「まぁ、それも否定出来ないんだがな」






























井戸端会議 in 関ヶ原
(今度機会があればぬし等とゆっくり呑んでみたいものよ)
(おっ、いいねいいねー)
(ああ、お前ぇ等とは旨い酒が呑めそうだ)
(ヒヒッ、さようか)







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