婆沙羅3
□君も今日から戦国美食会
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家「三成、」
三「…………」
家「なぁ三成、頼みがあるんだが」
三「断る」
家「何でだ!? まだ何も言っていないぞ!?」
三「貴様の頼み事などどうせまたろくでもない事なのだろう」
家「なぁ、みんなですき焼きしないか?」
三「人の話を聞け。そしてやはり却下だ」
家「材料は用意してあるんだ。後は調理するだけなんだが」
三「却下だと言ったら却下だ」
家「実はもう刑部も瀬戸内も独眼竜も真田も呼んである」
三「ならば奴等に調理して貰えば良いだろう。何故私に頼る」
家「ワシを含めアイツ等が料理なんか出来ると思うか?」
三「…………」
家「な? だから三成頼む、この通りだ!」
三「……今回だけだぞ」
家「ありがとう! とても助かる!」
三「ええい、抱き着くな気色の悪い!」
家「それじゃあワシはみんなが来るのを待っているからな。三成、後は頼んだぞ!」
三「これで貸し一つだからな」
家「はは、三成からの貸しは高そうだからな、それは早く返すつもりだ!」
三「フン」
こうして鍋Partyは始まった。