詩
□雲と太陽
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木の木陰の下に寝転び目を閉じた
葉と葉の隙間から少しだけ光が漏れて顔に当たる
ふと辺りが暗くなった
夜になるには早すぎると思い目を開けた
あぁ そうか
太陽は雲に隠されたのか
いつもは太陽が存在を主張していたから
雲が嫉妬してかくしたのか
それとも
ただ単に風に吹かれて重なってしまったのか
そんなことただの人間の私には分からないけど
太陽と雲が並んでいる空の下
木の近くに放置しておいた赤い自転車に乗って
私は動く
雲も動く
太陽も動く
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