ポップン

□絡繰り屋敷の日常
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「うーん…こうやって眺めるより、
 実際開けてみては如何です?」

熱心に、唯箱だけを眺めるグラハンにそっと言い聞かせると、グラハンは目線を上げぬまま賛同した。

「では。」

そう言うとグラハンが小包の包装を破り、箱を開けようとした。
が。

「グラハン殿、少しお待ち下さい。」

「何だ。」

霧去が制止した。
霧去は、箱を開けようとするグラハンの手に注目する。

「その、手に持つ物は何ですか?」

「………………ハンマー。」

「馬鹿ですか貴方。」
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