ハルヒで小説

□ハルヒでモンハン
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外から鳥のさえずりが聞こえて来る…

今日もわがままなハルヒの様々な要求を満たすために学校に行かなければならないのか
せめてあまり俺に負担がかからないことを言ってくれよ…


そんなことを考えながら寝起きで動かすのが辛い自分の体を奮い立たせてベッドから出ることにした

カシャン…

床に足を付いたその時自分から妙な音が聞こえてきた気がした…
体も普段よりも重く感じる

何かおかしい…


だが俺はそんなことは気にせずに制服に着替えるためクローゼットをあけることにした

しかしクローゼットの中には俺の知っている北高の制服はなかった
その変わりそこにあったのは様々な形をした防具だったのだ

そしてさっきの謎の音も体の重さの原因もこの見たこともない防具を俺自身が装着していたからだったのだ!

ご丁寧にどこかの勇者が持っていそうな“大剣”までありやがる!


…ハハ、どうやら俺は夢を見ているみたいだ
こんなデカい剣なんか家にあったら色々マズいだろう

俺は夢から目を覚ますために自分の頬を思いっきりつねってみた

「イッテェー!!」

思わず叫んでしまった

しかしこれでハッキリした

この頬の痛み…そして体に装着している防具から伝わってくる重みから考えると…

なんてこった!これは現実のようだ!


これは十中八九ハルヒ絡みだと考えて間違いないだろう…!

だとすれば、世界が変えられてしまったと考えるのが普通だな

機関は仕事をさぼったのか?

どうして俺は前の世界の記憶が残ってるんだ?

俺はこれからどうすればいいんだ…


俺が自室でorzってると窓から1羽の鳥が入ってきた

よく見ると足に手紙が取り付けられている

手紙が付いていることからどうやらこの鳥は伝書鳩のような役割のようだ

きっと流れ的にここにはこれからの展開を左右する重要なことが書かれているはずだ!
そしてこの手紙の差出人は頼れる対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターベースの…!


俺は期待を込めてその手紙を開けた

するとそこにはその手紙の差出人の名前が書かれていた!


お待ち兼ね!SOS団のザ・頭脳!















古泉一樹からだった!
古泉一樹からだった!
古泉一樹からだった!


はぁ。期待させておいて古泉か…

俺のこの胸のときめきを返してくれ!

こういうピンチの時は長門が出て来るんだろう!?全国の長門ファンに謝れ!
なんで変態超能力者なんだよ!?

…しかし冷静に考えてみればこの状況を打破する重要なことが書かれている手紙のはずなのだ

ハルヒと閉鎖空間に閉じ込められた時やピンチの時は古泉も少なからずサポートしてくれていたのだ

あまり無下に扱うのは酷いもんだな


心の中で俺は古泉に謝り手紙に書かれた文章に目を通すことにした
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