NP小説
□きがつけばいつも。
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今日はとってもいい天気。
私は冥使だから太陽の光は苦手だけどやっぱり晴れた空は見ていて清々しい。
こんな日はフレディに会いたくなるなあ…なんて村の中の住人だからすぐに会えるのだけど。
でも今日はたまたま仕事で外出していて夜まで戻ってこないのだ。
「つまんないな…。フレディがいないと…。」
「私だけでは不満ですか?レナ。」
どこから出てきたのかアーウィンがにょっきり顔を出した。
「きゃあああっ!アーウィン!脅かさないよ!」
「その反応を待っていました。レナ、あなたの反応はたまりませんね。いじめてくれといわんばかりの…」
「淡々とひどいことばっかり言わないで!!」
ぷんすかレナが怒るのでアーウィンが話題を変える。
「そういえばフレディは今日は現れませんね。仕事ですか?」
「うん、今日は遅くなるみたいで…。けがとかしてないといいけど…。」
「大丈夫ですよ、奴のちょこざいな動きについてこれる奴は冥使でもそうそういません。」
「うん…そうだよね…。ありがとう、アーウィン。」
「何がです。ほら早く課題を終わらせないと…」
「わかりました!やりますやります!!」
その先は怖くて聞く気にはなれなかった…。