NP小説
□どまんなか
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「ねえ…フレディの理想の女の子ってどんなかんじ?」
レナが唐突に聞いてきた。
「え、なに?どうしたの?」
俺は一瞬焦った。
だってまさにその理想の女の子が目の前にいるんだし。
「…ちょっと気になっただけ。気にしないで!」
そそくさと逃げようとするレナのうでをがしっと掴んで逃げられないようにする。
「聞きたくないの?」
「え…?」
にっと笑ってレナの耳元で小さく囁く。
耳からどんどん赤くなっていくレナをみた。
ああ本当にかわいい。
『ねえちゃんが俺のど真ん中!』
end