NP小説
□障害物
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「俺、兄ちゃんに負けないからね!!絶対に!!何が何でも!!」
目を見据えきっぱりと言ってやった。
…身長が足りない分見上げる感じになったのが痛いけど。
宣戦布告だ。
「またよく分からないことを…。」
兄ちゃんはため息まじりでつぶやく。
「とりあえずそれだけ言いたかった!それじゃあ!」
そう言って身を翻して走り出す。
フレディが去ったあと、アーウィンは。
「ふっ、やはりこうでなくては面白みがないですね。」
と黒い笑みを浮かべながらつぶやくのだった…。
絶対に、いつか兄ちゃんの全てを上回る男になって、ねえちゃんを独占してやるんだ!!
end