ゾルママ原作前

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真夜中、イルミを寝かしつけたキキョウは、久しぶりにシルバと酒を飲んでいた。

次々にボトルを空け、二人はソファーに寄り添って他愛のない話をしながら、ふと、懐かしくなった。


「こうするのも久しぶりだな」

「そうね。そういえばイルミが生まれてから、こんなことしてなかったわね」


あ、これおいしい、とキキョウが呟けば、ああ、と頷くシルバ。

愛しい人と、こうやって好きなものを共感できるこの時間が嬉しくて愛しくて、キキョウは始終微笑んでいた。


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