+詩方沙羅の部屋+

□紅−くれないのライン−
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毎日が息苦しくて、「生きるため」といってつけたウデの傷。
周りの人にバレないように隠しているけど、できることなら、このぬけるような高くて青い空に裸のウデを投げだしたい。
生きていくことを証明してくれる何かが欲しい。
求めるだけじゃダメだけれど、
今は与えられるものが何もなくて、
醜く紅色の線が刻まれたウデを抱えて1人でもがいている私をどうか
 見捨てないでほしい。

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