+詩方沙羅の部屋+
□Dear My Friend
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愛しくて 愛しくて 愛しかった
憎くて 憎くて 憎くなった
実は小さくて 弱そうで 守りたかった
でも 大きくて 強くて 壊したくなった。
だけど 壊れたのは 私のほうだった。
不平や不満しか言えなくなったこの口は
いらないと思った。
それを音にして伝える声もいらないと思った。
まだ 執着してしまうから、思い出もいらない
と思った。
自分の周りにある全てのものを壊したく
なった。暗闇が欲しいと思った。
そうやって私は破壊されていく。